2008年11月8日土曜日

AEDの事(続編)

7/4のブログでご紹介しましたAED(自動体外式除細動器)使用時に行う人工蘇生術(心臓マッサージ・人工呼吸)に新たな提言が御座いましたのでご紹介致します。

CNNウェブサイトのこぼれ話です。
米イリノイ大学医学部のデイビッド・マットロック博士が発表した研究結果によると、心肺蘇生法(以下CPR)における心臓マッサージを行う際に最適なリズムは、ビージーズのヒット曲、「ステイン・アライブ」であるとのことです。

1977年の大ヒット映画「サタデー・ナイト・フィーバー」の主題歌で、ジョン・トラボルタがさっそうと踊るシーンを思い出す方も多いのではないでしょうか。
(写真はCNNニュースより)

心肺停止している人の蘇生という緊迫した場面で、音楽を思い出しながら心臓マッサージをするというと、少々不埒な行為とも思われがちですが、実は米心臓協会(AHA)では、2年前から実際にCPRの訓練にこの曲を用いているそうです。
AHAの推奨する心臓マッサージのリズムは1分間100拍です。しかし、実際にCPRが行われる現場では、施術者が自分のリズムに不安を感じるとリズムが遅くなる傾向があると言われます。そこで音楽に合わせた練習が有効かもしれないということで選ばれたのがこの曲。オリジナルの「ステイン・アライブ」の拍子は毎分103拍とのことで、100に近いのです。
さあ皆さん、いざと云う時に備えて実践しておきましょう!
※Stain alive ( 元気で行こうよ!とか 生き続けようよ の意味)

★ CNN.co.jp ★http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200810170032.html
【関連サイト】
日本救急医療財団・心肺蘇生法委員会
日本循環器学会・心肺蘇生法

日本ACLS協会  

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