2008年10月25日土曜日

皇太子ご来県

第32回全国育樹祭に、99年5月のしまなみ海道開通式以来となる皇太子殿下のご来県に際しての警備体制を目の当りにして、改めて日本警察の過剰とも思える警備体制に感じた事など・・・。

全国各地からの県警応援部隊が下見や予行演習の為、大型バスや装甲車で次々と事前に当県入りして参りました。非常に厳しい財政難の当県はいったいこの費用は何処から捻出するのかと不安になった方も多いのでは・・・。
私の勝手な思いで大変失礼ですが雅子妃殿下もこんな異常な警備を憂い?、ストレスとなりお引篭もりになっているのではと心配しています。
数十年前に英国に滞在した時にはロンドンのバッキンガム宮殿から警備も付かずエリザベス女王様が2シーターオープンカーをご自身で運転してハロッズへお買い物にお出掛けになる事もあると聞いていました。又同宮殿を警護されている衛兵も伝統の衣装姿で観光用なので即戦闘態勢には到底無理な服装・装備です。
もちろん皇太子様にもしもの事があれば大変ですが、3日間にわたる沿道の警備や上空からの監視や規制器材、又事前の関係各機関の打ち合わせや調整に費やした時間と労力をお金に換算するとどの程度なのでしょう?

そんな危惧を抱きながら初日の沿道でお迎えを致しました。

皇太子ご一行が通過する数時間前からの規制で沿道各所に立った警察官は皆さん若い方が多く対応もソフトで、今迄の警備とは違い、質問にも気軽に丁寧に受け答えをされており非常に好感が持てました。制服でなく私服に腕章でハンドマイクを持ち、明るく爽やか。彼等は愛知県警からの応援部隊との事で、若くてイケメン君揃いでおば様方も大変喜ばれていました。

皇太子車の通過時にはと、手を振るリハーサルなども彼等が手振り身振りで見本を示しながらの説明には、やんやの喝采を浴びていましたが、大いに警察のイメージUPに繋がったのではないでしょうか。

その内皇太子車が接近され皆様一斉に日の丸の小旗を打ち振って歓迎。アッという間の出来事でしたが皇太子様をご拝顔できて皆様一様に満足された様子でにこやかに解散していきました。
※今回の御公用車:トヨタ・センチュリー・ロイヤル特別仕様車でタイヤは全てゴム製でパンクはしないそうです。
その他パレードなどで使用されるロールスロイス コーニッシュコンバーチブル、国賓用の同ファンタムVIなどの御料車数台を宮内庁車馬課で管理されています。

2008年10月20日月曜日

秋景色(久万高原町)

秋深まり行く久万高原町へ。
国道33号線は10月25日からの第32回全国育樹祭に皇太子殿下がご行幸される為、道路整備と合わせて連日の県警の取り締まりも日々厳しくなっているようです。
育樹祭HP http://www.pref.ehime.jp/h35780/ikujusai/index.html


所用を終えての帰路昼食は、かねてから美味しいと評判の真木食堂へ。
入るなりいつもお世話になっている小皿木別荘『ホワイトキャビン』オーナーのT氏ご夫妻も来店昼食中、さすがうわさ通りのお店でした。懐かしいレトロな味のこれぞ中華そばで久し振りに満足感に浸りました。

食後のコーヒーは『ギャラリー・kikujiro』へ。
丁度以前にも個展に行った久万高原町在住の染色作家『前田亮二展』を開催中でした。

※8/2のブログ参照

コーヒーの香りと程よいコクを味わいながらしばしギャラリー展示品を鑑賞後帰路途中、なんとママチャリで88箇所参りのお遍路さん親子を見かけ、初めての事で驚き、つい停車、撮影しているとママチャリ親子も立ち止まりお遍路宿への道順を尋ねられ、国道からへんろ道までご案内しました。
大阪から来られたとの事、この先の道中の安全と結願成就をお祈りしながらお見送りしました。
秋晴れ続きで、歩きお遍路さんも多く見かけ、四国88箇所参りの静かなブームを実感した1日でした。




2008年10月18日土曜日

久万高原JAZZピクニック’08(10月11・12日開催)

前日までの雨も上がり秋晴れに恵まれたライブ&キャンプ日和となり昼前に当社に集合しテント、シュラフ、うどん教室の鍋釜類から食材などをワンボックスカーに積み込み久万高原町千本高原の会場へと出発。

到着すると既に会場の概成は整い、スタッフの皆様はリハーサルの最中でした。
昨夜までの雨で水溜りでもあるかと心配しましたが全く大丈夫、キャンプサイトのみならず周辺まで綺麗に草刈をされていて、事前の受け入れ準備には地元スタッフご一同何かと大変だったことでしょう。

来た時よりも美しく!を念頭に我々もテントやターフを張り夕食準備。
午後3時頃よりアマチュアバンド数組のライブがあり、夕刻からは村田浩氏(Tp)を中心にアンディ・ウルフ(TSax)、ティファニー(Vocal)、加えてバック&サイドを支えるのは地元ミュージシャン達、渡部由紀(P)、吉岡英雄(B)、大石玲子(V&MC)そして今回の企画を推進された愛媛JAZZ界の大御所の堤宏文氏(Ds)と云う豪華メンバーで、久万高原の夜空に向けて心地よいフォービートが響き渡りました。

そんな素晴らしいJAZZを聞きながらの夕食は、焼肉・焼き鳥・あゆの塩焼に加えて地元Iファミリーお手製のあゆ飯、栗飯やY夫人特製のとん汁など、冷え込んでくる体の五臓六腑に温かさと絶妙な味が染み渡りました。K.M氏の得意な炭火で塩・コショウのみであぶり削ぎながらで食べた讃岐牛ランプ肉は絶品でした。
(我々サイトは食いに夢中でJAZZは聞いていたのかな・・・?)


第1日目はJAZZとドッグショーのアトラクションそしてアウトドア料理とそれぞれお好みのお酒などを満喫して後に各自のテントにてスリープダウンZ Z Z! 各テントからのいびきと鈴虫達の心地よいセッションをBGMに眠りに堕ちていきました。

翌朝はネイチャーウォーキングで竹森ガーデンまで散策し高原の秋景色を楽しみました。 その後うどん教室の準備を始めながら竹とんぼつくりや木工広場では愛媛木材青年協議会提供の檜材踏み台つくりなどを楽しみました。うどん教室は粉を練り生地つくりからはじめ、暫く熟成の後、麺棒で伸ばし麺切り台で切り、沸騰した鍋に各グループ毎に麺を約10分程度茹で上げ、釜揚げにて久万高原特産の大根おろしなどの楽味を添えて頂きました。皆さん言葉も忘れて食いに夢中、食べ終わると同時に「これはうまい!」と口を揃えて感動の声を発していました。

第2日目も好天に恵まれ予定の行事全て好評の内に終了し記念撮影の後、跡片付けをして高松から参加のM氏ご夫妻と愛犬マドラーはもう1泊するとの事でお別れをして我々は一路下界へと・・・、  → マドマド日記
久万高原の秋空は限りなく澄みわたっていました。                 

2008年10月15日水曜日

夏の思い出 ~伊豆諸島クルージング~

7/25~7/28に、以前にもお誘い頂いたK先生のヨット『ゼファーマイ』で旧知の皆様と共に横浜ベイサイドマリーナ・センターエリアCバースを7/25深夜24時に出航。
終夜明るい東京湾をまずは観音崎灯台を目指す。

前回の航海は東京湾第3海保の撤去作業中で航路規制があり夜間航海だったため数多くの航路標識や他の船舶に神経を使いましたが、今回の航路は広々として横須賀や千葉の臨海地域の夜景を楽しみながらのナイトクルージングでした。
今回初めて横須賀から参加したY君は夜光虫の幻想的な美しさに感動しておりました。

第4海保とも言われる横須賀市沖の「猿島」(周囲≒1.6km)は、弥生式住居跡、フランス積みレンガのロマネスク様式のトンネル、陸軍の高射砲跡など、東京湾唯一の無人島との事。母の故郷でもあり母の若い頃にはよく泳いで渡っていたらしい。 (定期渡船で≒10分)

猿島沖を過ぎると観音崎灯台、あしか島、その後久里浜の東電火力発電所の灯りを横目に剣崎、城ヶ島を右に見ながら相模湾を横断、航海中にはトローリングでシイラが掛かり暫くファイトして手繰り寄せた所、余りにも大きい(L≒1.0m)ので、そのままリリース。

その後伊豆半島東伊豆町稲取港へ昼過ぎに入港接岸し、まず漁協へ係留の交渉に出かけ漁協及び観光協会の指示でクレーン台船に係留する事になる。
上陸後は遅めの昼食を港近くのレストラン徳造丸にて稲取名物の金目鯛定食を食べる。丁度稲取港では夏休み花火大会と潮風yosakoi コンテストがあり、店は人気店らしく混み合っておりました。
昼食後は港近くの銭湯(温泉)に行き汐を流す。この温泉はかなり昔にタイムスリップしたようで築後100年が経過しているとの事。

係留場所すぐの港湾用地が潮風yosakoi コンテストの会場となっており、静岡県内は元より神奈川、愛知、東京ほか関東一円より28チームが参加しているの事。 まさかここで四国高知のyosakoi踊りに遭遇するとは正しくサプライズ! 昨年行った札幌のyosakoiソーラン踊りに続いてのyosakoi踊りでした。
翌日は5年ぶりの新島へ。
新島では以前行った事がある民宿に投宿しましたが、2日振りに畳で寝れるかと思いきやハイシーズンで満室のため、板の間の部屋にゴザを敷いて寝る事に。
食事の前には伊豆半島から駿河湾・富士山まで遠望できる有名な「まました温泉」の露天風呂で、しばらく寛ぎ汗を流しました。

最終日は利島、大島の西側を航行し三浦半島へアプローチ、夕日を見ながら東京湾へと。 汐の関係か東京湾からは切れ目なくカーゴ・コンテナ船の出船ラッシュ。愛媛・日振島の鮮魚運搬船にも会いました。

陸は低気圧や前線の影響か関東各地で局部的な豪雨や突風で荒れていましたが、海上は終始穏やかな海象での航海でした。

7/31のブログ(写真)もご覧下さい。

2008年10月11日土曜日

秋景色(味覚編・1)

今日は高校同期の友人から電話があり、会社の近くの喫茶店で会いました。 話題は先日の同期会の事といつも定番の昔話が大半です。
そんな昔話の中、二人は重信川沿いで生れ育った事もあり、今日は川遊びの話題でお互い譲らず目を輝かせて過ぎ去りし日々を懐かしんでおりました。
彼等に限らず当時は自然のなかでの遊びが中心でした。私も近くの小川や石手川や池などでハヤ、昭八、ドジョウ、なまず、うなぎ、シジミなどを追っかけたり釣ったり、手作りの船を浮かべて遊んでいました。
環境や生態系の変化も激しく、当地の中小河川では大きな鯉が群れをなして泳いでいるのをよく見かけます。我々少年時代であれば手製のヤスを持って追っかけた事でしょうが、今どきの子供は見向きもしないようです。
その内1人が最近川ガ二を獲る為に重信川に仕掛けをしていて毎日5、6匹は獲れるとの事、今が旬の川ガ二のお裾分けを頂きました。
早速今夜のJAZZピクニックの晩餐を彩る事に・・・。

★藻屑蟹(もくずがに)
別名:川がに、毛がに、ずがに、もくた、さくらがに。
日本全国の河川に棲む淡水性のかに。
秋には川を下り産卵します。甲らの幅は8cmほどで、暗い緑色をしています。
はさみに軟らかい毛がびっしりと生え、脚にも長い毛が生えており、このはさみの毛が藻屑(もくず)のように見えることから、この名があります。
産卵期の9~10月が旬。かに汁、塩ゆでなどにします。 肺吸虫(肺臓ジストマ)の中間宿主になるので、調理の際には必ず火に通すことが必要です。

2008年10月9日木曜日

全広連シンポ・三社合同セッション

電通、博報堂、ADK3社の女性プランナーによる「女性視点による最新市場分析とパネルディスカッション」が当地にて開催され、好奇心旺盛なおじさん振りを発揮して聴講して参りました。

本年タイ・パタヤで「第11回アジア太平洋広告祭(ADFEST)」が開催され、日本の広告マーケティング最前線に立つ気鋭の若手女性プランナーによる三社合同セッション「An Encyclopedia of Japanese Women (日本女性の百科事典)」が大きな反響を呼んだとの事、本日はその再現という事で、会場にはデザイン関係の学生から広告代理店、メディア関係者が大勢来場し、様々な事例紹介と共に進むシンポに聞き入っていました。
中でも今やインフラにもなっているコンビニ先駆者ローソン30周年記念「ハッピー子育てプロジェクト」の紹介等をはじめ、女性が購買意思決定の8割を占めていると云われる時代に合った、様々な商品企画や宣伝等についての話は何かと勉強になりました。

2008年10月7日火曜日

秋景色(地方祭編)

10/5(日)雨の中の松山地方祭を皮切りに県下一斉に秋祭りに突入、
10/7(火)早朝の宮出し後、市内各所の神社では鉢合わせが行われました。

今年は少年時代よく行った雄郡神社の宮出しへ出かけました。

当時は神輿のグループは殆どが各町単位でしたが今は随分と様変わりしています。
又、以前女性はお祭り衣装を着せてもらい、お神輿巡行の後をそぞろ歩きでついて行くだけでしたが、近年は女神輿もありかなり盛り上がっており、又各神輿会にはそろいの法被をまとった女性の加勢軍が大勢いるようです。
丁度「長町大神輿会」vs「小栗大神輿会」が対戦中で、普段閑散としている神社境内は担き夫と多くの見物人で溢れていました。又地元だけに多くの旧知の方々とも再会できました。
昨年の千船町での道後八町会、六町会の宵宮での総練の時もそうでしたが、鉢合わせの合間に各神輿会の世話役の方々が境内に落ちている空き缶や吸殻を1つ1つ拾っていた事が印象的でした。
お祭りで神聖な境内を少しでも綺麗に保ち、この秋空のように爽やかな秋祭りを楽しんで頂こうとの気持ちからでしょう。
肌寒い早朝の金木犀の香りと共に心洗われる秋景色でした。  

                            秋高し鳶舞ひ沈む城の上 子規

2008年10月4日土曜日

秋景色(音楽編)

10月11,12の久万高原JAZZピクニックもキャンプに参加する方の申し込みも徐々に増えてきて当日が楽しみです。
今月は松山での音楽イベントが目白押しです。
実りの秋のいい音楽を満喫しましょう♪♪♪

♪♪スケジュール♪♪
10/12(日)四国Big Band Jazz Festival 2008
      (松山市民会館大ホール Open 13:00)
       四国4県と呉市より特別参加で計8アマチュアバンドの競演
10/13(月)日露交歓コンサート2008(松山市民会館大ホールOpen18:00)
10/13(月)くにたちコンサート(松山市民会館大ホールOpen18:00)
10/13(月)シュガービレッジinオータム (各店18:00頃より)
      (松山・二番町MONK他~三番町・歩行町界隈のライブハウス)
       一枚のチケットで各店のJAZZライブをはしご出来る。
10/17(金)葉加瀬太郎アコースティックコンサート
      (松山市民会館大ホールOpen18:00)

2008年10月3日金曜日

秋景色(道後平野編)

秋色に染まった通勤途上の路傍には彼岸花やコスモスが咲き、すっかり刈り取られた田んぼは落穂拾いのカラス達の運動場です。

又、秋の味覚の無花果(イチジク)や柘榴(ザクロ)も食べ頃で、そしてもう少しすれば金木犀の香りが一層秋の雰囲気を醸し出します。





そんな田園の爽やかな四季の移ろいを楽しみながら自転車通勤をしています。
帰宅時間の頃には秋祭りの獅子舞の太鼓の練習が道中の各地区公民館から聞こえてくるこの頃です。

2008年10月2日木曜日

秋景色(忽那諸島編)

9月23日(祭日)、久し振りにDayクルージングへ。
早めにハーバーに到着したので周辺を散策しながら近くの公園に入ると、子規の句碑がありました。
  十月の海ハ凪いだり蜜柑船 子規

暫くして本日のクルーが集合。何処へ行くあてもなく出航すると、程よい風で余り暑くもなく、まさに句碑の通りの凪いだ海。
穏やかなセーリング日和に、他の数艇ももやいを解き秋の海へゆっくりと出航して行きました。


暫くは風任せで安居島沖までアビームからクロスで行った頃、クルーの1人が釣り仲間と電話でコンタクトすると、中島本島の南側で鯛釣りをしているとのこと。ご相伴に預かろうと中島本島北側の斎灘から進路をシフトし一路南西へ。怒和島の間の逆汐は機帆走で抜けて中島・宇和間沖のポイントへ。
ゲットした鯛2尾、約80cmと50cmは、翌日、大分国体セーリング選手の壮行会のテーブルを彩りました。

代表選手Y君は、昨年の秋田国体は16位だったので今年はシングルを狙う、と力強く愛娘や参加者の前で誓いました。 九州では以前熊本国体での優勝経験もあり大いに期待したい所です。

2008年10月1日水曜日

能面展


←孫次郎

秋晴れの9/28(日)、知人からのご案内で松山市堀の内・NHK松山放送局アートギャラリーで開催された松山能面の会「第2回 能面展」に行きました。

能面展とは日本伝統の幽玄の美である能、狂言の面を趣味として打ち続けている10数名のアマチュア能面打ちの会の展示会ですが、精魂込めた作品約30数点はそれぞれ趣味の域を超えた迫力のある作品ばかりでした。

現代のハイテクノロジー、高度情報化社会により一見満たされたような私達の生活も、文化財や祭りの持つ素朴で重厚な世界に触れると本来の豊かさとは何か、人間にとって何が必要で、何が必要でないかと云う問題を逆に私達に問いかけてくるようにも思われます。
知人のお二人はそれぞれ定年退職後の趣味としていいものを持たれ、いい時間を過ごされている事が作品を通じて感じられました。