2008年9月8日月曜日

初秋

先日伯父の7回忌法要で久し振りに親戚一同が集合、従兄弟達もお互いによる年波や健康の事が話題の中心でした。
その後全員でお墓参りに行きお線香を手向け、しばし墓前で先人の遺徳を偲び又ご先祖様に当家一族平穏無事に過ごせるよう各々祈念し会食しました。 


当家墓地は松山市土居田町の鬼子母神堂で、正岡子規の『薏苡(じゅずだま)や昔通ひし叔父が家』という句碑があります。
伯父とは子規の父の兄・佐伯政房氏で、藩の祐筆(※1)も勤めた方。子規は6歳頃からその伯父よりお家流(※2)を学んでおり、余戸に郷居していた叔父のところへ、現在の末広町の自宅から妹の律と土日には泊りがけで遊びに行くのが楽しみであり、その際には当墓地前の道を歩いて行ったとの事です。

※1.祐筆・・・
中世・近世に置かれた武家秘書役を行う文官のこと。
※2.お家流・・・今でいえば「習字」のこと。
   当時人々が一般的に読み書きに使用していたのは「お家流(青蓮院流)」といわれる
   草書体のくずし字でした。









写真は、会食会場の玄関の秋のしつらえ

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