2009年4月3日金曜日

桜花爛漫

この時期は様々な別れそして新しい出会いがある時期です。
そしてそのシーンには桜があります。
当地松山でも例年より少し早い桜(ソメイヨシノ)の一斉開花を迎えなんとなくウキウキする気分です。でも小中学校の入学式には既に葉桜になっているのでは・・・。

天気もいいので一昨日、昨日と当地の桜を自転車で追っかけてみました。
堀の内では早朝より公園管理者の方々がお花見客の為に丁寧に掃除をされていました。 お花見のベストポジションは場所取りをされているようで既に午前中からブルーシートが張られていました。

又この時期には桜がテーマの歌がよく謳われます。
良寛和尚の「散る桜残る桜も散る桜」を鶴田浩二さんが謳っています。


「散る桜残る桜も散る桜」
作詞 曽我部博士 作曲 市川昭介  唄 鶴田浩二

一番  
散る桜 残る桜も散る桜 いつか散りゆく この身じゃないか 
    男ごころに咲く花は いまをさかりに 咲けよ咲け
二番   散る桜 残る桜も散る桜 ひとり酒でも 盃ゃ二つ 
    忘れられない面影を 花にうかべて かさね酒

科白
「昨日出逢って今日別れ、黙ってうなずく花もある。
しかし、覚えていてほしい。別れるということは、また新しい旅立ちなんだ」

三番
 散る桜 残る桜も散る桜 所詮 短い命じゃないか 
    散ってしまえば みなおなじ 風の来ぬ間に 咲けよ咲け
四番 散る桜 残る桜も散る桜 泣くも笑うも はかない命 
    一期一会の夢おえば せめて別れの 花と咲け
五番  散る桜 残る桜も散る桜 せめて別れに歌おうじゃないか 
    男ごころに咲く花は 花と咲く身の 明日に咲け 花と咲く身の 明日に咲け 

【良寛墨宝展】最晩年の芸術と生涯 21.4.18~5.31(愛媛県美術館)



立花橋~中村橋左岸側

堀の内東濠より県庁を臨む

萱町(独法)国立印刷局松山分室前庭


2009年3月25日水曜日

佐古ダムボートコース完成

平成15年3月に完成した東温市下林の農業かんがい用水「佐古ダム」の湖面に、東温市ボート愛好者待望の静水面ボート練習コースが完成し、3/22(日)にオープニングイベントが開催されました。

ダムサイトで行われた開会式には高須賀功東温市長はじめ県体協強化委員長の山本巌氏(元ラグビー日本代表監督)ら来賓と共に、ボート競技でオリンピックに4回出場し次のロンドン五輪を目指している武田大作選手(ダイキ)も華を添えました。

参加者は大勢の地元小中学生と東温市在住の各高校大学ボート部OBなど。新設されたポンツーン(浮き桟橋)で武田選手と彼の母校愛媛大学ボート部員によるボート教室が開かれました。 開会式の間は湖面に白波が立っていましたが、その後は風もおさまり、ダブルスカルの滑るような漕法を披露した後は佐古ダム下の拝志小学校体育館に移動し、武田選手のボート競技解説や陸用練習機「エルゴマシーン」等を使った基本練習などがあり、さすがオリンピック4回出場の武田選手の話には子供達も目を輝かしていました。私も彼の親しみやすい説明に聞き入っていました。
当県は第一回「坊っちゃん文学賞」受賞作品「がんばっていきまっしょい」(松山東高校ボート部OG敷村良子さん作)でも紹介されているようにボート王国と言われ、明治39年に旧制松山中学に創設された後全県下に普及し全国的にも高いレベルですが、最近の軽量艇になってからは静水面の練習水面も限られており普及や底辺拡大にも限界がありました。公認コースでない短水路でも近くにあれば気軽に乗艇できる機会も増え、ボート人口の底辺拡大にも繋がることでしょう。

ボートはバランスのとれた運動量です。生涯スポーツとして欧州各国では四季を通じ老若男女が郊外の運河や湖水、海浜でシングルスカルやダブルスカルなどを楽しんでいる風景をよく見かけます。

【佐古ダム概要】
位置:東温市下林地先(旧佐古谷池) ※県道23号(伊予川内線)上林より下林へ上がる。
河川:1級河川・重信川水系 佐川川
設置者:農水省 中国四国農政局 道前道後平野農業水利事業所
ダム型式:重力式コンクリートダム
堤高:31.0m 堤頂長:210.0m 堤頂幅:4.0m
堤頂標高:EL147.0m 満水位:EL144.1m
満水面積:0.1K㎡ かんがい面積1.174ha

2009年3月23日月曜日

東京マラソン

今年3回目を迎えた東京マラソンは2016年東京オリンピックの招致キャンペーンの一環としてお祭りムード満載の首都最大のイベントとなってきました。
(写真は発売初日に購入した東京マラソンTシャツと東京オリンピック招致キャンペーンバッジ
)


東京の名所・ランドマークを巡る沿道28箇所で音楽・ダンス・伝統芸能などでランナーやギャラリーを楽しませる「東京マラソン祭り’09」を開催。
スタートの都庁前では六本木男声合唱団倶楽部の合唱、靖国通り新宿歌舞伎町入口付近では東京6大学応援団と日本バトントワリング協会の合同応援合戦、市ヶ谷防衛省前では陸上自衛隊第1音楽隊などの演奏で元気付け、10kmから中盤にかけては「情熱」を表現する応援、下町に入ると下町らしい伝統芸能の「粋」な応援、30km過ぎではランナーを「鼓舞」する和太鼓やよさこいなど、フィニッシュでは完走者を「祝福」する東京消防庁音楽隊はじめ数々の関連イベントも大いに見ものだった事でしょう。

世界の大都市を標榜するには市民参加によるマラソン開催が必須条件になって来たようで、1897年から開催されている映画「心臓破りの丘」で有名なボストンマラソン、パリの名所を駆け巡るパリマラソン、ニューヨークシティマラソンでは37,000人エントリーで35,000人以上が完走、ロンドンマラソンは4万人のエントリーで50万人以上の観客が沿道で応援、その他ローマ・シドニー・ベルリン・北京・ホノルル等々に多くの日本人市民ランナーもエントリーして楽しんでいるようです。

開催都市においては沿道のインフラ整備や各行政機関のコントロール能力などが問われ又大勢のボランティアのホスピタリティやインフォーメーション等も評価される事でしょう。
これらの大都市では周辺道路が約6時間余りの交通規制や通行止で空気がきれいになりCO2削減に大いに寄与しているとの事です。

当地松山出身でアテネ・北京と2度のマラソンを経験した土佐礼子選手は愛媛マラソンから11年間の選手生活に一旦区切りをつけるラストランを持ち前の粘りを発揮して女子3位で完走し感動を与えました。

2009年3月1日日曜日

水彩画展

一雨ごとに春らしくなるこの頃です。

今回は我が家のお隣で制作活動をされている白形毅史氏の水彩画展のご紹介です。
会場は松山市銀天街の北側にある新装成った「アートギャラリー・風」です。


元々はイラストレーターとして活躍されていましたが、手描きにこだわり四季折々に咲く花や野鳥、地元の里山や重信川の自然などをモチーフに透明水彩で描く絵画としての制作活動をされています。
又、写真家としても活躍され、以前には東温市重信川流域にある三ヶ村泉の豊かな生態系をいつまでも残そうと素晴らしい写真を残され絵葉書にもなりました。



2009年2月28日土曜日

ラグビー日本選手権

ラグビーシーズン最後の決勝戦、2年連続の同一カードとなりワイルドナイツ・三洋の2連覇なるか清宮監督率いるサンゴリアス・サントリーの雪辱なるかの決勝戦をTV観戦致しました。

母校OBの向井昭吾氏が東芝府中監督時代には日本選手権3連覇を成し遂げ3回とも秩父宮ラグビー場へ観戦に行きました。
今回も母校OBで突破力のある三洋2番(HO)山本貢君の活躍にも期待しての観戦でした。

折からの悪天候は回復しましたがグランドの状況はベストではない状況だったのでは・・・。

前半戦はPGにてサントリーが先行しましたが度重なるサントリーSO・曽我部のドロップゴールも失敗し9対3で折り返し、後半も息詰まる決勝戦に相応しい攻防が続きましたが、久し振りに怪我から復帰した三洋SOトニー・ブラウン(NZ)を投入し彼の絡む攻防からのトライで三洋陣が勢いづき、連続トライなどでサントリーを引き離し後半の強さが目立った三洋でした。


結果は16対24と三洋の2連覇達成、スタンドには三洋ラグビー草創期からの名物監督、懐かしい元総監督・宮地克実氏の姿も見られました。

2009年2月26日木曜日

Departures・おくりびと

早速ミーハー精神を発揮して、第32回日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞、第81回米アカデミー賞〈外国語映画賞〉を受賞した話題の作品「おくりびと」を鑑賞しました。

特に主役の本木雅弘氏はこの秋よりNHKスペシャル大河ドラマ「坂の上の雲」で秋山真之役を演ずる事もあり興味がありました。
彼は「坂の上の雲」の役づくりの為当地松山を幾度か訪れ、秋山兄弟の生い立ちや足跡を尋ねて廻り、事前のリサーチや勉強を納得のいくまでやる方だと聞いておりましたので・・・。 (先にご紹介致しました梅津寺「cafe Moe Moe にもご来店されゆっくりされていたとの事です。2/21のブログ参照)
以前、彼の趣味でもある書道作品を見たことがありますが書にも彼のまじめに取り組む姿勢、性格が表現された素晴らしい作品で驚きました。(書道は8段)

今回の作品も構想に10年以上も費やし昨年9月に公開以来話題を呼び、その評価が今回のサプライズとなりました。

モックンのチェロ奏者や納棺士としての優美で流れるような作法・所作が随所に見られ、又全編に流れる久石譲氏音楽プロデュサー監修のチェロのBGMも心惹かれました。

今回の受賞で葬祭業界はイメージUPになり大きな励みになった事でしょう。
時同じくして個性的なカスタムカーメーカー・光岡自動車も「おくりぐるま」を発表して話題を提供しています。
 
日本特有の葬祭ではありますが、世界にも認められた新たな旅立ちへのセレモニー「おくりびと」として何かと考えさせる作品で緊張感漂う中にも笑いもあり素晴らしい作品と演技でした。

2009年2月21日土曜日

梅津寺界隈

梅津寺パークが3/15(日)で閉園との事、少年時代の思い出の場所がまたひとつ無くなるのは寂しい限りです。
子供の頃には家族で梅やサクラのお花見、夏は海水浴そして満潮時に納涼台の先端から飛び込むのを楽しんでいました。
小学生の頃には夏は水泳学校に通い、冬は寒中水泳などがあり、自宅から子供としては結構距離がありましたが良く通いました。

又、高校時代はボート部員として毎日通った思い出深い所です。

長らく遠のいていた梅津寺に、ウッディヨット(ケッチ)のオーナー&スキッパーがカフェをオープンしたとの事をヨット雑誌「舵」の掲示板で見つけ早速出かけてみました。

「Cafe Moe Moe」のオーナー・池田氏は脱サラし永年の夢であったヨットマンや海好きの方々の憩えるCaféをオープンしたかっただけあって、ヨットビルダーによるマリンテイストの内装、窓外に広がる梅津寺海岸素晴らしいロケーションです。

沖の一文字防波堤に沈み行くサンセット、時にはボート部員の漕ぐボートが眺められ季節を問わず落ち着ける空間となっています。

ボート競技でオリンピック連続出場四回を数え更に次回のロンドン大会出場に向けてチャンスを狙っている武田大作選手のホームでの練習海面でもあり、時には彼の練習風景も見られます。

昨年には「坂の上の雲」で秋山真之役の本木雅弘氏が梅津寺公園内にある秋山氏の銅像を見に来た途中に立ち寄り、ゆっくりされていたとの事です。又このお店は音楽好きの方も多くよくライブもされているとの事です。

マスターお勧めのハワイアン風カレーは人気があります。また初めての方にはクッキーかプリンもサービスしてくれます。 あちら方面お出掛けの際には是非お立ち寄り下さいませ。
「Cafe Moe Moe」 (カフェ モイモイ)
松山市梅津寺町1326-7(伊予鉄港山駅近く・浮輪看板が目印) TEL089-952-7313

2009年2月15日日曜日

野焼き陶芸

先の書道展に続き市内のギャラリーキャメルKへ、これも同じくT子さんの作品も展示されているとの事で鑑賞いたしました。 彼女は我々のヨット仲間で、数年前まで女性だけのクルーでチームを結成し瀬戸内海各地へ遠征しレース活動も活発にこなしていました。
普段の立ち居振る舞いはごく普通の日本女性ですが、JAZZピアノから俳句、はたまた世界各地へのスケッチ旅行などいつもびっしりとスケジュールがあり精力的にこなす女性でいつも感心させられます。
最近は書道や陶芸に親しみ新たな境地を拓いているとの事です。

2009年2月10日火曜日

書に親しむ

最近書道に親しむ方々が年齢を問わず増えているとの事です。
先月の終わりに旧知のT子さんから「書界展」のご案内が届き、まだまだ春には遠い寒い日曜日でしたが自転車にて、時にはあぜ道を走り四季の移ろいを体感しながら出かけました。

県立美術館南館3FでT子さんの「新古今集より」の作品を拝観した後は2F、1Fへと。
子供からベテランの作品が多く展示されており、私の母も以前から写経をしており興味がありましたが、今回は改めて書道ファンの多さに圧倒されました。

絵手紙なども盛んになってきていますが漢字1文字でメッセージを伝える「字手紙」も人気があるとの事。

現在放送中のNHK大河ドラマ「天地人」の題字揮毫はじめ世界陸上やB’ z、野村萬斎とのコラボレーションで有名な「武田双雲」のパフォーマンス書道もメディア露出が多く、様々な書道の楽しみ方があることを再認識致しました。

2009年1月19日月曜日

オバマ大統領誕生 

明日1/20の米国第44代バラク フセイン オバマ ジュニア大統領就任式を前に、日本国内では福井県小浜市や長崎県雲仙市の小浜温泉でそれぞれ勝手連を組織して盛り上がっているようですが、当地新居浜出身のお笑いコンビ、デンジャラスの「のっち」こと佐藤望氏(44歳)(太田プロダクション所属)も、 Yes ! we can ! と力強く宣言するオバマ氏のそっくりさんとして、いまブレイク中です。

昨年11月にはTV番組の企画で渡米し、セントルイスでオバマ氏演説会場最前列に陣取り、演説終了後には退席途中のオバマ氏との握手も実現させました。
「のっち」は俳優・藤岡弘氏を輩出した松山聖陵高校OBで、’88年に安田和宏とデンジャラスを結成、高校時代は駅伝選手として活躍し、いまもマラソンは続けているとの事。お笑芸人のともちか(松山出身)、元祖すべり芸人・村上ショージ(今治出身)ら同じ県出身者共々活躍を期待したいものです。

2009年1月15日木曜日

間寛平アースマラソン

恒例のTV特番「24時間マラソン」の初回ランナーであり、ギリシャ「スパルタスロンレース(L=245.3km)」は過去3回も制限時間内完走、08年3月には灼熱の「サハラマラソン(L=245.3Km)」を51時間余りで完走した高知県宿毛市出身のタレント&スーパーアスリート間寛平さん(59歳)が、昨年8/31に「間寛平アースマラソン」という壮大な計画を記者発表された。                                        ヨット雑誌KAJI(舵)1月号より
昨年12/17大阪を出発し、650kmマラソンで千葉県鴨川港まで。
本年1/1に鴨川港よりヨットにてロスアンゼルス・マリーナデルレイまでセーリング、その後アメリカ大陸をNY向けて走破、NYからはポルトガル・リスボンへ、リスボン上陸後ユーラシア大陸を走り中国・チンタオ(青島)へ、そして再びセーリングで鹿児島へ、その後大阪まではマラソンで走りぬくというとてつもないプランです。
総距離はマラソン20,000km、セーリング16,000km(8,639海里)合計36,000km。
マラソンは経験豊富ですがセーリングは全くの素人なので、寛平さんの元マネージャーでもあり同じ吉本興業グループに勤務する比企啓之氏(45歳)の指導の元、昨年合宿などで特訓を受けたとの事です。
セーリングに使用する船は比企啓之氏の「エオラス」(ブリストルチャネルカッター28F)を一部外洋ロングクルージング用に改造し船底には鯨よけのシャチの絵を描いているとの事。
本年1/1鴨川港出航時には大勢の見送りを受けて出航しましたが、その後折からの気象の変化により一旦近くの千倉漁港にて海況の回復を待ち、1/3再スタートして幾多のトラブルにも見舞われながら現在は順調に一路ロス目指して東進中です。

尚、潮っけたっぷりの航海日誌を随時ブログに公開されていますので是非覗いて見てください。ファンの皆様からの応援や激励のコメントが毎日大変な数です。

  公式ホームページ http://www.earth-marathon.com/
是非この偉業が無事達成出来る様心よりお祈りするばかりです。